現代アート

July 27, 2006

福岡へ行ってきた②

●(前回の話とかぶるが)松谷武判の「ボンドのオブジェ」・・・左に斉藤義重(赤の作品)、右にカステラーニ(白い作品)の間に、木工用ボンドを素材にした「オブジェ(松谷さんの作品)」が、不思議な作品として人々の足を止めている。
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●上前智祐の「赤、点、点」が、マークトビー(黄色の作品)の右に展示されている。赤と黄の作品の対称が良く、ハッとする。
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●今年初めに惜しくも世を去った、ナムジュン・パイクの作品。ここ福岡市美術館でも2度の個展を行っている、この地と縁の深い美術家。
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●この他にもアンディウオーホル・大竹伸朗・草間弥生・など、国内外の魅力的な作品を、山口さんと共に楽しく拝見した。

★今回の発見②:この「1945年以降の美術」展は、現代を知るのに魅力的な展示だった。
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●福岡市美術館を後に、大濠公園を抜けて地下鉄へと歩いていた私。目の前を通りすぎたサングラス姿の自転車の男性とすれ違った瞬間、「おい!福岡君!」と叫んでいた。一瞬でも彼だと分かったのでとっさに叫んでいた。福岡君は驚いただろう。彼は宮崎大学時代、私の主宰する「現代っ子センター」で絵画講師のアルバイトに来ていた。その後就職、今は異動で福岡勤務だ(ちなみに彼の出身は鹿児島であるが名前は「福岡」)。そういえば去年の今頃は、薬院の宿泊先のロビーで石山先生と会った。更にその後、数人の知人と雑踏の中で遭遇している。私の福岡旅の恒例:「突然の再会人シリーズ」に、「また一人追加だな(にやり)」と密かに思う。

福岡君とは食事を共にして、懐かしい話に花が咲いた。

★今日の発見③:今回の福岡旅でも、また見付けてしまった。
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●しかし、話はいいことばかりでは ない。帰路の高速バスが大雨のため、途中のえびのインターから通行止めになり、国道を使って走行。宮崎着深夜1時。車中7時間は、やはりきつい。

福岡旅は毎回波乱万丈。


July 23, 2006

福岡へ行ってきた①

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●福岡旅の目的は二つ。ひとつは、ある式典に参列するため。もうひとつは、面白そうな展覧会に行くため。しかし、毎回旅をすると何かしら新たな発見やハプニングに遭遇するのが常。そして今回も、また・・・。

午後から式典。今回は一人で行ったのだが、出迎えた役所や美術館の方々の開口一番は、

「あれ?奥様は?」 である。

今日は一人だ、と告げると、心なしかその場がトーンダウンした感じが・・・。

★今回の発見①:(意外に)妻は福岡で受けが良いらしい事。

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●式典の後に向ったのは、福岡市大濠公園にある「福岡市美術館」。どうしても見ておきたい展覧会が開催されていたのだ。「1945年以降の美術②-1960年代・多様化する美術」展である。

ところで、福岡市美術館といえば公園内を歩きながら鑑賞出来る作品から面白い。これは草間弥生さんの作品です。こんなポップな作品のお出迎え、なかなか楽しい。さあ、これからどんな作品に出会えるのか。
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●館内に入ると、こんな人が・・・。大相撲福岡場所もある土地柄だからだろうか・・・。


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●さてお目当ての展覧会。今日はこの美術館の学芸員・山口洋三さんも一緒だ。作品や会場構成について解説して頂きながら拝見する、なんとも贅沢な事。

●展示の仕方がユニークだ。山口さんは「これからの夏休みシーズンで多くの来館者が予想される。そこで、現代美術を分かりやすく楽しく見てもらうための工夫をした」と話す。たとえば2点並んだ作品(左:松田豊。 右:田中敦子)は、「マルの連動する作品を並べて展示」した。また4点並んだ作品(左から:フォンタナ・斉藤義重・松谷武判・カステラー二)は、「各々の作品の色彩に着目。並べて展示することで、新たな視点で鑑賞できる」と話す。よく考えて並べられている。


November 29, 2005

2005年11月・東京。石山研究室/横浜トリエンナーレ/「イサムノグチ」展

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【速報!】石山修武先生が見た、もうひとつの ●横浜トリエンナーレ/具体/藤野忠利と現代っ子ミュージアムについての

連載『芸術はゴミか―堀尾貞治in横浜トリエンナーレ』開始!

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11月21日。早稲田大学理工学部石山修武研究室訪問。石山先生と丹羽さん、渡辺君そして秘書の太田さんが、私の到着が遅いと云って待っていた。 60年代を代表する前衛アーティスト山口勝弘先生の絵本を作る打ち合わせが始まる。  

 「秋の風のうわさでは、イヤイヤ、じじは足がよわくなって外へ出られないらしい。  

 なにしろ、じじいは小さなハコから出ようとしない。あんまり、ハコから出ないので、  

 ハコがじじいのようふくみたいになっている。・・・」

私は、石山先生の太い万年筆の原稿を読んだ。

その夜は、新宿高島屋の最上階の和食処で窓いっぱいの新宿の夜景を肴に焼酎をごちそうになった。

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〔写真左から:①石山修武研究室訪問の藤野忠利(左)、石山修武先生(右)/②山口勝弘先生と打ち合わせする石山先生/③研究室のスタッフ、渡辺君と丹羽さん  

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11月22日。

横浜は桜木町駅前の「ワシントンホテル」で石山先生と待ち合わせて、私の友人の堀尾貞治さんが出演中の「横浜トリエンナーレ」へ見物に出かけた。堀尾さんは自転車で迎えに来て首から下げる入場許可証を私たちに呉れた。

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〔写真左から:①ゲート前に立つ堀尾貞治/②「横浜トリエンナーレ」のゲート/③ダニエル・ビュランの旗」

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堀尾貞治の「百均絵画」の箱の前だけが列が出来ている。 箱の中に百円玉を投げ入れて、希望する番号を大声で云うと、二分後に箱の下の隙間から一枚の絵が出てくる仕組み 。箱のゴミの山に埋もれて堀尾さんは命がけで戦っていた。全て「その場その時」の手描きである。オープンから52日間で5000枚を描いた、という。夜は宿舎のアパートで、午前3時まで『百均絵画11コース』の仕込みの準備に追われて、ぶっ倒れるかと思った云う。横浜トリエンナーレはあと30余日残っている。

百均絵画の《営業》が終了すると、石山先生が「堀尾さんも」と誘って、元町の中華街で中華料理と紹興酒で激励会をしてくれた。

1999年の「現代っ子ミュージアム」オープンの日、石山先生と堀尾さんは既に対面をしていて、今日は二度目の対面となったのである。

〔写真左から:①百均絵画11コース/②堀尾貞治の百均絵画前の石山修武/③《営業中》石山(左)、藤野(中)、堀尾(右)/④⑤ここから百円玉を投入する/⑥「空気集団」の描いた絵

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〔写真左から:①東京駅前のアレキサンダーの造形/②「イサム・ノグチ」展(作品《あかり》と、展覧会チラシ)